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通貨ごとのファンダメンタル情報を提供しています。 ゆくゆくはファンダメンタルを指数化したツールを配信予定。
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◆数学的根拠<世界通貨>情報

●標準偏差
現在1ドル=100円とした場合、私の経験上1年以内に90円になることは無いと言ったとしても、それは私の主観であり客観性はありません。
そのため、数学的根拠を示す必要がありす。そこで標準偏差を使います。

標準偏差とは、データのばらつきを調べるものです。
例えば、9人でテストをしました。テストの平均点は60点、しかしちょうど真ん中の5番目の人の点数は50点でした。
これは、上位の人達が平均点を押し上げ、半分以上の人が平均点に達していないことをあらわしています。
この時、平均点と比べてどのくらいのバラつきあるかを調べるのが、標準偏差です。
エクセルの関数でいうと、STDEV()になります。

この数字で何がわかるのか?
実は同じようなバラつきで、900人、9000人と多くの人がテストを行った時、何パーセントの確率で10点をとる人がいるのかが分かるのです。
データ
1番100
2番95
3番85
4番55
5番50
6番45
7番45
8番35
9番30
平均点60
標準偏差24.83


●確率分布
上のデータをもとに、10点を取る人の確率を求めます。
やり方は、調べたい点数(今回の場合は10点)が平均点からどのくらい離れているか計算します。平均点が60点、求めたい点数が10点ですから、差は50点有ります。
その差を先ほどの標準偏差で割ります。
差が50で標準偏差が24.83ですから、差は標準偏差の約2.01倍です。
その数字とエクセルの確率分布関数、NORMSDIST()を使うと確率が出ます。
結果、2.22%の確率で10点をとる人がいることが分かりました。
調べたい点数10
50
標準偏差の何倍?2.01
確率2.22%


●信頼区間
これを為替に当てはめると、1年間でどの程度の変動幅になるか計算で求められます。
年間のデータをとり、その平均と標準偏差を求めます。
実は平均から標準偏差を引いた確率になるのは、15.9%と決まっていて、標準偏差の2倍になる確率は2.3%、3倍は0.1%になります。
また標準偏差の2.33倍になる確率は1%で、99%の確率でこの値にならないことから信頼区間と呼ばれています。

例:ドル/円の年間平均が1ドル=100円で、標準偏差が5だった場合。
1年以内に95円になる確率、15.9%、90円になる確率2.3%、85円になる確率0.1%となります。
また、信頼区間となる99%の確率で安全な値段は、5×2.33=11.65
100-11.65=88円35銭(99%の確率で1年以内にはこの値段にはならない)となります。

実際の52日間の平均を元に、1年間の変動幅を求めた資料がここにあります。




ナッツスプレッド・ワールド
http://www.kuri.ne.jp/


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